覚えておくべき車椅子の専門用語

介護の現場では、身体の不自由な高齢の利用者が、車椅子を手放せないケースも珍しくありません。このため、介護職がスムーズな操作を実現するためにも、車椅子についての専門用語をしっかりマスターすることが求められます。

一口に車椅子といっても様々な種類があります。介護現場で最もメジャーなのが、介助式車椅子です。これは介助者が押すことを専用とするタイプのもので、利用者自身では操作はできません。その一方で、利用者による操作を前提としているのが、自走式車椅子です。大きめの駆動輪が付いており、ハンドルリムと呼ばれる駆動輪の外側に固定された輪を握って操作します。これで前進や後進あるいは方向転換などを行います。電動車椅子も介護のシーンでよく見かけるようになりました。装備されたバッテリーに充電してモーターを駆動し、手元のジョイスティックと呼ばれるレバーで操作を行います。電動車椅子の中には、リクライニング式やティルト式もあります。

介護職であれば、車椅子の各部の専門用語も知っておく必要があります。まず最初はティッピングレバーです。車椅子を押す介助者の足元に設置されており、これを踏み込んで前輪を持ち上げ、段差を超えます。ちなみにブレーキは駆動輪の左右についています。そしてキャスタとは前輪のこと。通常は駆動輪よりも小型で、車椅子の方向転換や回転などを助けます。フットサポートやレッグサポートも車椅子ならではの専門用語です。前者は座っている利用者の足を乗せる台を指します。後者は利用者の大腿部から下がズレ落ちないように、ベルト状になったガードを意味します。

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